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RAFIエマージング(新興国)指数の利回りデータ

このページでは、新興国の株価指数に関して、時価総額加重平均インデックスとファンダメンタルインデックスとの比較データを紹介します。対象は、MSCIエマージングマーケット指数と、RAFIエマージングマーケット指数です(※注1)。

新興国指数でのファンダメンタルインデックス(RAFI)と時価総額加重平均(MSCI)の比較
年度 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年
RAFI 10.9% -20.0% 16.6% -2.8% -1.8% 72.1% -22.1% 8.9% 2.1%
MSCI -7.3% -5.2% 6.0% -11.6% -25.3% 66.6% -30.7% -2.4% -6.0%
年度 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年
RAFI 89.9% 35.1% 51.0% 40.4% 49.0% -47.3% 65.5% 12.0% -21.5%
MSCI 56.3% 26.0% 34.5% 32.6% 39.8% -50.5% 66.2% 14.8% -20.4%
18年平均リターン(年率) RAFI=13.08%  MSCI=4.98%

ご覧のように、ファンダメンタルインデックスであるRAFIの方が、MSCIの2倍以上のパフォーマンスを上げています!先進国では、RAFIは概ね2〜4%程度上回っていましたが、新興国ではその倍以上に相当する8%もの差が付いています。そして、数あるファンダメンタルインデックスの対象でも、最高の利回りを上げています。

新興国株価指数の比較図これだけ大きな差が生じるのは、明確な理由があります。基本概念のコーナーで述べたように、ファンダメンタルインデックスでは、収益力を伴わない割高株をアンダーウエイトするため「バリュー投資」に近いスタイルとなります。

ゆえに、そのような人気先行株の多く存在するカテゴリーほど、時価総額加重平均インデックスとの差が大きくなります。S&P500のようなアメリカの大型株よりも、ラッセル2000のような小型株、ナスダック指数のようなハイテク株の方が、より大きな差が生じていたのも、収益力と人気(株価)が比例していない企業が多いことが理由です。

同様に、新興国市場でも、収益力と株価がかけ離れている企業は多く存在します。マーケットの規模が小さいほど、また成長力が高い企業が大きいマーケットほど、「株価の歪み」が生じやすいのですから、新興国市場はまさにこの条件がぴったり当てはまります。

なお、リスク(ボラティリティ)については、RAFIエマージングが23.3%でMSCIエマージングが22.4%と、僅かながらファンダメンタルインデックスの方が高くなっています(※注2)。しかし、同期間の利回りが倍以上の差があるのですから、リスク=価格変動が大きくなるのは当然のことです。

少々リスクが高まろうとも、それを遙かに上回る利回りが得られるのですから、新興国株式については、時価総額加重ではなくファンダメンタルインデックスを選ぶ方が、絶対的に有利です。当サイト管理人が、姉妹サイトやBlogで『PowerShares RAFIエマージングETF【PXI】』を「最高の投資対象だ」として強く推しているのは、MSCIエマージングや先進国のファンダメンタルインデックスを遙かに上回る、その圧倒的なパフォーマンスが理由です。

証券会社の利益も増えるでも書きましたが、当サイトでは投資家だけでなく、証券会社もしっかり利益を上げていく事が、業界の繁栄には不可欠だと考えています。その点からも、新興国のファンダメンタルインデックス準拠の投資信託こそが、最高の商品だといえるはずです。新興国株式の高い利回りで、投資家の資産は大きく増えますが、そうすると証券会社の得る信託報酬も飛躍的に増えていきます。

証券会社の方には、ぜひこのRAFIエマージング準拠の投信を販売して頂きたいと、切にお願い申し上げます。

※注1;グラフ及び表データは、2007年までの数値は書籍「ファンダメンタルインデックス(野村アセット社)」を参照。2008年以降のデータは、対象となるETFの実績値(RAFI=PowerShares FTSE RAFI Emerging Markets (PXH)、MSCI=iShares MSCI Emerging Markets Index (EEM))より筆者が計算。
※注2;リスク(ボラティリティ)のデータは、上記書籍から正確な数値が判明している2007年までの数値です。

基本概念 応用編 利回りデータ
ファンダメンタルインデックスとは?
時価総額加重平均が主流な理由
売上高
キャッシュフロー
株主資本
配当金
1%の超過リターンの影響力
リスク(ボラティリティ)も低い
市場が効率的ならバブルは起きない
RAFI社とロバート・アーノット
証券会社の利益も増える
債券やREITにも応用可能
スリッページ問題も生じない
等ウエイトインデックスの問題点
GWAウェルスインデックス
知名度が低い事が問題
日本で買える投信やETF一覧
確定拠出年金に導入すべき
RAFI米国大型株
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RAFI先進国株式
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