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RAFIエマージング(新興国)指数の利回りデータこのページでは、新興国の株価指数に関して、時価総額加重平均インデックスとファンダメンタルインデックスとの比較データを紹介します。対象は、MSCIエマージングマーケット指数と、RAFIエマージングマーケット指数です(※注1)。
ご覧のように、ファンダメンタルインデックスであるRAFIの方が、MSCIの2倍以上のパフォーマンスを上げています!先進国では、RAFIは概ね2〜4%程度上回っていましたが、新興国ではその倍以上に相当する8%もの差が付いています。そして、数あるファンダメンタルインデックスの対象でも、最高の利回りを上げています。
ゆえに、そのような人気先行株の多く存在するカテゴリーほど、時価総額加重平均インデックスとの差が大きくなります。S&P500のようなアメリカの大型株よりも、ラッセル2000のような小型株、ナスダック指数のようなハイテク株の方が、より大きな差が生じていたのも、収益力と人気(株価)が比例していない企業が多いことが理由です。 同様に、新興国市場でも、収益力と株価がかけ離れている企業は多く存在します。マーケットの規模が小さいほど、また成長力が高い企業が大きいマーケットほど、「株価の歪み」が生じやすいのですから、新興国市場はまさにこの条件がぴったり当てはまります。 なお、リスク(ボラティリティ)については、RAFIエマージングが23.3%でMSCIエマージングが22.4%と、僅かながらファンダメンタルインデックスの方が高くなっています(※注2)。しかし、同期間の利回りが倍以上の差があるのですから、リスク=価格変動が大きくなるのは当然のことです。 少々リスクが高まろうとも、それを遙かに上回る利回りが得られるのですから、新興国株式については、時価総額加重ではなくファンダメンタルインデックスを選ぶ方が、絶対的に有利です。当サイト管理人が、姉妹サイトやBlogで『PowerShares RAFIエマージングETF【PXI】』を「最高の投資対象だ」として強く推しているのは、MSCIエマージングや先進国のファンダメンタルインデックスを遙かに上回る、その圧倒的なパフォーマンスが理由です。 証券会社の利益も増えるでも書きましたが、当サイトでは投資家だけでなく、証券会社もしっかり利益を上げていく事が、業界の繁栄には不可欠だと考えています。その点からも、新興国のファンダメンタルインデックス準拠の投資信託こそが、最高の商品だといえるはずです。新興国株式の高い利回りで、投資家の資産は大きく増えますが、そうすると証券会社の得る信託報酬も飛躍的に増えていきます。 証券会社の方には、ぜひこのRAFIエマージング準拠の投信を販売して頂きたいと、切にお願い申し上げます。 ※注1;グラフ及び表データは、2007年までの数値は書籍「ファンダメンタルインデックス(野村アセット社)」を参照。2008年以降のデータは、対象となるETFの実績値(RAFI=PowerShares FTSE RAFI Emerging Markets (PXH)、MSCI=iShares MSCI Emerging Markets Index (EEM))より筆者が計算。
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