ファンダメンタルインデックス普及協会 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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米国小型株でのファンダメンタルインデックス(RAFI)の利回りデータこのページでは、アメリカの中〜小型株において、ファンダメンタルインデックスと時価総額加重平均インデックスとの利回りの差を検証します。時価総額加重平均の方は、米国小型株指数のベンチマークである「ラッセル2000指数」が対象です。ラッセル2000は、アメリカ株式市場の時価総額1001位〜3000位の企業が対象で、時価総額の中央値はおよそ5億ドル(400億円)、最小の企業でおよそ2000万ドル(16億円)、合計時価総額1.3兆ドル(米国株式市場全体の10%弱)という規模です。 結論から言うと、アメリカ大型株で見られたファンダメンタルインデックスの優位性は、中〜小型株においても同様です。それどころか、小型株の方が、より大きな利回りの差が生まれる結果となっています。調査期間(1979〜2010年)で、ファンダメンタルインデックス準拠のRAFI米国小型株指数は年率15.44%の利回りを記録したのに対し、時価総額加重平均インデックスであるラッセル2000指数は年率11.72%に留まりました。RAFIの超過利回りは3.72%にのぼります。 もし1979年に100ドル投資していれば、2010年にはRAFI米国小型株では9908ドルに増えたのに対し、ラッセル2000なら3468ドルと、RAFIの3分の1程度にしか増えない計算になります。 またラッセル2000がRAFIを上回った年は、32年間の内でわずか5回に過ぎません。
※注;数値は株価指数の年率利回り。2007年までのデータは「ファンダメンタルインデックス(野村アセットマネジメント)」を参照。2008〜10年は「RAFI US 1500 Small ETF【コード:PRFZ】」と「iShares Russel2000 ETF【コード:IWM】」 の時系列データを元に、当サイト管理人が追加作成したもの。 基本概念のページで述べたように、ファンダメンタルインデックスの超過利回りは、時価総額加重平均インデックスが非効率であればあるほど大きくなります。そして小型株の株価というのは、大型株に比べてミスプライスが生じやすいです。大型株には、保険会社や年金基金などの安定株主が多いですが、小型株には極めて少数です。また、株価に影響のあるニュースが出た時に、小型株では(発行済株数が少ない為)過剰反応となりがちです。そして小型株は、ヘッジファンドや証券アナリストなども分析対象外となっている企業が多い事も、ミスプライスが生じやすい原因と言えます。 ゆえに、S&P500指数のような大型株よりも、ラッセル2000指数のような中〜小型株のほうが、株価が非効率的である状況が多いので、ファンダメンタルインデックスの超過リターンが大きくなるのです。
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