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市場が効率的ならバブルは起きない!

従来の時価総額加重インデックスは、マーケットは常に正しいという「効率的市場仮説」が、思考のベースにあります。その効率的市場仮説に従えば、株式市場は常に効率的=株価は合理的な値段が付いていることになります。

しかし、株式市場はバブルや暴落を繰り返してきたという、歴史的事実があります。日経平均株価は1989年末に38915円という値を付けましたが、2011年現在は1万円近辺をさまよっています。ではこの間、日本企業の上げた利益は4分の1になったのでしょうか? 否、日本の名目GDPは1989年の約410兆円から、2010年には479兆円になっています(約1.17倍)から、企業の利益もそれだけ増えているはずです。

この理由として、1980年代後半の日本の株価が、実体経済よりも割高な「バブル」であったことは、誰も否定できないでしょう。つまり、日本の株式市場では、効率的市場仮説は成り立っていなかったと言えます。

同様にアメリカでは、90年代後半にITバブルがあり、中国でも2000年代半ばに上海株がバブル状態にありました。古今東西を問わず、株式市場には定期的に必ずバブルが発生してきたのです。もし、株式市場が効率的だというのなら、バブルなんてものは起きないはずですよね。

ブラックマンデー〜市場は人間の心理に振り回されている

同様に、株式市場の暴落の歴史も、効率的市場仮説を否定する十分な要素だといえます。1987年10月19日、アメリカの平均株価であるS&P500指数は、一日でマイナス20%超という大暴落を記録、後にブラックマンデーと呼ばれる大事件が起きます。しかし、翌日と翌々日で指数は14.9%も値を戻しています。わずか数日の間に、NYダウに属する企業の利益が15%も20%も変動したのでしょうか?そんなはずありませんよね。

また、ブラックマンデー翌日の日経平均株価も、マイナス14.9%という史上最大の暴落を記録しましたが、その後2日で11.4%値を戻しています。勿論この暴落も、日本の企業の業績が急に悪化した訳ではなく、アメリカ市場暴落の影響を受けた「連れ安」であることは明らかです。

しかも、ブラックマンデーの明確な原因は分かっていません。米国の貿易赤字拡大や、ドルの利上げ観測やらが原因だと語られますが、そんなチンケな事で平均株価が20%も下がるはずありません。例えば、記憶に新しい2008年9月の金融危機は、リーマンブラザーズ破綻、AIGの国有化、米国下院での金融安定化法案の否決と、明確な根拠がありました。

原因不明のブラックマンデーが20%の大暴落を引き起こすのですから、株式市場は参加者の心理一つで、どうにでも転んでしまう、極めて不安定なものなのです。投資家というのは、素人だろうとプロのファンドマネージャーだろうと、心理状況に大きく影響されるのです。株式市場研究の第一人者であるジェレミー・シーゲルは、効率的市場仮説に対する皮肉として「ノイズのある市場仮説」という言葉を残しています。効率的市場仮説など、所詮は幻想なのです。

株式市場は、長期的には実質利回り6〜7%程度に収束する性質が分かっています。しかしその課程では、バブルやその崩壊、意味不明な暴落・暴騰の繰り返しが必ず含まれています。「市場は効率的である」と信じて時価総額加重インデックスに投資していれば、バブル期に割高株を大量に保有することになり、必然的に利回りを下げてしまうのです。このような市場のノイズを避ける方法として、ファンダメンタルインデックスが最適なのです。

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