ファンダメンタルインデックス普及協会 | ||||||||||||||||||||||||||
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ファンダメンタルインデックスとは?まず始めに、当サイトが普及を推進している「ファンダメンタルインデックス」の概念について説明します。 ファンダメンタルインデックスとは、企業の経済規模ベースでインデックス配分を決める方法の事です。これの対義語として、現在世界の大半の株価指数が採用している「時価総額加重インデックス」があります。 TOPIXやS&P500指数やハンセン指数など、世界の主要な株価指数のほとんどが時価総額加重平均で算出されています。時価総額とは「株価×発行済み株式数」で計算します。例えば、TOPIXの構成企業がA社、B社、C社の3社しかないと仮定します。発行済株式数や株価は、以下のようなものとします。
発行済株式数はA社が一番多いですが、株価が低いので時価総額は2千万円です。B社やC社は、発行済株式数はA社よりも少ないですが、株価が高いので時価総額では逆転します。そして、時価総額加重平均でTOPIXの平均株価を出すとすれば、三社合計の時価総額=2億円に占める割合となるので、上記のようになります。 発行済み株式数が大きい企業は、必然的に大企業ばかりとなります。一方で株価は、大企業だけれども低い会社もあれば、小型企業でも高い場合もあります。上記の例でいうと、発行済株式数が最も少ないけれど株価が最も高いB社は、新興市場でありがちな「バブル人気な企業」の可能性も考えられますよね。 株価というのは、企業の収益力と必ずしも一致する訳ではなく、赤字続きでも株価が高止まりしている企業も、決して少なくありません(かつての米Amazonや楽天など)。時価総額加重で平均株価を算出すれば、株価が高い人気先行企業を多い割合で組み入れる為、バブルが弾けて株価暴落する企業の悪影響を大きく受けてしまうのです。 収益の裏付けの無い人気先行企業を排除できるこのように、株価は企業の実際の収益力に比例するとは限らず、人気によっても大きく左右されます。しかし・・・逆説的に考えれば、企業の収益力をベースにポートフォリオを組成し、人気先行の割高株を排除できれば、時価総額加重インデックスを上回る可能性が高まります。その最適解が、ファンダメンタルインデックスなのです。 ファンダメンタルインデックスでは、企業の組み入れ比率を「時価総額(=人気ベース)」ではなく、企業の売上高・株主資本・キャッシュフロー・配当金という4つの財務指標をベースに、インデックスの組み入れ比率を決定します。キャッシュフローはフリーキャッシュフロー、配当金は配当総額です。 この4項目は、企業の収益力の大きさに正比例するので、高い組み入れ比率になる企業は、同時に「収益力の裏付けのある企業」が増える事になります。一方で、赤字続きのバブル人気企業では、株主資本やキャッシュフローは小さい(場合によってはマイナス)ですし、そういう企業はほとんどが無配当ですから、ファンダメンタルインデックスでは大きな割合で組み入れられる事は無くなります。 そして、ファンダメンタルインデックスの組み入れ比率は、過去5年間の平均を取って決められます。こうすることで、一時的な経済事情の変化を避け、より安定した経済基盤を築いている企業を優先的に選別する事が出来るのです。 このようにファンダメンタルインデックスなら、従来の時価総額加重平均インデックスが抱えていた問題を、合理的かつシステマチックな方法で解決出来るのです。ファンダメンタルインデックスは、21世紀の株式市場に「革命」をもたらす可能性がある、素晴らしい理論なのです。当サイトでは、ファンダメンタルインデックスの概念や実際のデータを紹介しながら、そのメリットを多くの人に知ってもらうことで、日本で普及が進むことを目標に作成しています。
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