ファンダメンタルインデックス普及協会
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ファンダメンタルインデックスはリスク(ボラティリティ)も低い

ファンダメンタルインデックスは、現在世界の主流である時価総額加重平均よりも、より高い株価リターンを生む理由を述べてきました。実はもう一つ、ファンダメンタルインデックスには大きなメリットが存在します。それは、利回りが高いにも関わらず、ボラティリティ(リスク・価格の変動幅)が時価総額加重平均より低い〜つまり優秀だという点です。

こう聞くと、少し知識のある投資家の人なら「そんなことありえない」と反論することでしょう。確かに金融の常識では、利回りが高くなればなるほど、それに比例してボラティリティも高くなるはずです。世の中に「ローリスクハイリターン」の金融商品など存在しないはずです。

しかし実際に、ファンダメンタルインデックスのポートフォリオ(RAFI指数)が、時価総額加重平均のポートフォリオよりも、低リスクで高い利回りを実現しているケースが多々あります。アメリカの大型株、小型株、ナスダック市場を始め、他の先進国や日本でも、過去のデータ(※注)からはローリスクハイリターンとなっています。

  リターン リスク 期間
S&P500 10.3% 14.6% 1962〜2007年
RAFI米国大型株 12.3% 14.4%
ラッセル2000指数 12.5% 19.0% 1979〜2007年
RAFI米国小型株 15.9% 18.6%
ナスダック総合指数 10.5% 22.1% 1973〜2007年
RAFIナスダック 16.7% 17.5%
MSCI EAFA指数 12.3% 16.7% 1984〜2007年
RAFI先進国株式 15.6% 15.7%
MSCI 日本指数 4.3% 19.4% 1984〜2007年
RAFI 日本株 7.2% 19.1%

このような常識外れのことが起きる理由は、ファンダメンタルインデックスがその性質上、バブル状態の株式を極力排除するからです。ナスダック指数で、最もボラティリティの差が大きくなっていることが、このことを証明しています。この対象期間(1973〜2007年)は、ちょうどITバブルを挟んでいますから、時価総額加重平均であるナスダック指数では、シスコ・アマゾン・ヤフーなどの割高ハイテク株を大量に抱え込み、バブル崩壊で莫大な損失を生みました。しかし、ファンダメンタルインデックス準拠であるRAFIナスダック指数では、上記のような収益力の裏付けのない大型株はアンダーウエイトするので、バブル崩壊のダメージは少なくなるのです。

高いボラティリティは、投資家に大きな負担を与えます。恐怖心に苛まれるという心理的負担もありますし、もし現金化が必要になった時と市場の暴落期が重なれば、大きな損害を被ります。また、指数が大きく変動することは投資家離れに繋がるので、証券会社や証券取引所にとってもデメリットとなります。

当サイトでファンダメンタルインデックスの普及を訴えているのは、高い利回りを生むだけでなく、リスクも低いという、二重のメリットがあるからです。そしてこのことは、投資家にとっては勿論のこと、証券会社や取引所にとってもプラスに作用します。ファンダメンタルインデックスが普及することで、株式市場に関わる全ての人達がWin=Winの関係を築けるのです。

※注:3つの指数の検証対象期間が異なるのは、各指数のデータが誕生した時期が異なることが理由。都合の良くなる期間を意図的に抽出した訳では無いのであしからず。

基本概念 応用編 利回りデータ
ファンダメンタルインデックスとは?
時価総額加重平均が主流な理由
売上高
キャッシュフロー
株主資本
配当金
1%の超過リターンの影響力
リスク(ボラティリティ)も低い
市場が効率的ならバブルは起きない
RAFI社とロバート・アーノット
証券会社の利益も増える
債券やREITにも応用可能
スリッページ問題も生じない
等ウエイトインデックスの問題点
GWAウェルスインデックス
知名度が低い事が問題
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確定拠出年金に導入すべき
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