ファンダメンタルインデックス普及協会
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もう一つのファンダメンタルインデックス?〜GWAウェルスインデックスとは

当サイトで紹介するファンダメンタルインデックスは、リサーチ・アフィリエイツ社のRAFIシリーズがメインです。しかし実は、RAFI以外にもファンダメンタルインデックスに類似する、別の指標が存在します。それが、GWA社(Global Wealth Allocation)が開発した、ウェルスインデックスというものです。

ウェルスインデックスとは、RAFIと同じように、企業の経済規模を基準に株価インデックスを組成するというものです。ウェルスインデックスでは「キャッシュフロー」「企業簿価」「純利益」という3つの指標を用い、その平均値で組み入れウエイトを決めます。そして4半期毎に再計算を行い、ウエイトをリバランスするとされています。

ウェルスインデックスでは、RAFIにあった売上高・株主資本・配当金といった指標が消え、代わりに「企業簿価」という項目が入っています。また、両者とも「キャッシュフロー」の項目は存在しますが、RAFIは全部で4項目なのに対し、GWAは3項目なので、よりキャッシュフローのウエイトが高い計算方法となります。

簿価やキャッシュフローというのは、債権者が強く意識する項目です。株主の利益は会社の業績で変動しますが、債権者の利益は一定です(債券の元本+利息)。よって債権者は、会社が潰れない事=キャッシュフローがプラスである事を重視し、また万が一倒産した際に、少しでも多く回収する=会社の資産が多い=企業簿価を重視する訳です。

一方で、株主資本や配当金は株主が強く意識する数字ですが、債権者にとってはあまり関係のない指標です。つまり、RAFIが投資家目線の指標構成だったのに対し、GWAの方は債権者目線が強くなっていると言えます。

このようにRAFIとGWAでは、構成指標とその視点が少し異なりますが、時価総額加重平均の抱える問題点を解消するという目的は、全く同じです。実際のパフォーマンスも、RAFI同様、時価総額加重平均インデックスを上回っているそうです。

但し、GWAはRAFIよりも更にマイナーな存在で、採用しているファンドは極めて限られています。また、GWAに関する情報(サイトや書籍)もほとんど無い為、当サイトでは概要を紹介するだけに留めています。

基本概念 応用編 利回りデータ
ファンダメンタルインデックスとは?
時価総額加重平均が主流な理由
売上高
キャッシュフロー
株主資本
配当金
1%の超過リターンの影響力
リスク(ボラティリティ)も低い
市場が効率的ならバブルは起きない
RAFI社とロバート・アーノット
証券会社の利益も増える
債券やREITにも応用可能
スリッページ問題も生じない
等ウエイトインデックスの問題点
GWAウェルスインデックス
知名度が低い事が問題
日本で買える投信やETF一覧
確定拠出年金に導入すべき
RAFI米国大型株
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